プライムサービス ブログ blog

ボード屋としての知識編「遮音と吸音」

テレワークや在宅ワークなどで家にいる機会が増えた人もいると思いますが、そこで気になるのが音漏れではないでしょうか。

あるいは今まで外にいたので気づかなかっただけで、意外と近所の音が気になるようになったという方もいるのではないでしょうか。

LGSで壁との間に空間を作り、そこにグラスウールなどの防音素材を挟むことで防音・断熱効果が得られるわけですが、そもそも遮音と吸音の違いは何か? というのが今回の話になります。

基本的には文字通り、音を遮るか、吸収するかの違いです。

遮音は室内で発生した音を外に漏れないように室内に音を跳ね返すもので、鉄板やコンクリートなど基礎的な部分に使われる素材や比較的安価な石膏などが使われるため、基本的な防音対策の一つといえるのではないでしょうか。

ただし、遮音性を高めすぎると室内で音が反響しやすくなるため、注意が必要です。

吸音は素材の細かい穴が音を取り込み、拡散させることで音を吸収させるものです。

吸音効果のある素材としては断熱材としても使われるグラスウール、ロックウールなどがあります。

遮音・吸音、それぞれに特徴がありますので、必要な作業環境に合わせて、適切に組み合わせるのがよいでしょう。

2022.1.13 m&g