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ボード「タイガーハイクリンボード」

タワーマンションなどの高層マンションや高層ビルなどが建設される中で、高気密高断熱化が進み、窓を開けての空気の入れ替えは高層ほど難しくなっていきます(強風や安全性確保のためなど)。

その分空調システムも整備されていますが、それでも室内の建材からシックハウス症候群の原因となる様々な化学物質が放出されていることが往々にしてあります。

最近になるほど、ホルムアルデヒドを含む建築材料は規格によって使用面積が制限されたり、使用そのものが禁止されたりしています。

そのため、過剰に気にする必要はありませんが、昔建てたものであれば、時が経つほど放散量も減ると考えられるため(適切に換気が行われているのであれば)気にしなくてもいいかもしれません。

前置きが長くなりましたが、そもそもホルムアルデヒドを0にすることが難しくても、発生したホルムアルデヒドを処理できればいいのではないか、という要望に応えた商品が、吉野石膏から出ているハイクリンシリーズとなります。

通常のボード類にホルムアルデヒドを分解する機能を持たせた商品となっています。

通常のボードの性能に追加でホルムアルデヒドを分解・吸収する機能を持っているため、準不燃・不燃性能も持ち合わせています。そのため、通常の石膏ボードの施工と同じように使えます。

他にもアセトアルデヒドを分解する機能を持たせたハイクリンボードAceという商品もあります(受注生産品となるようですので早めの見積もりと発注をしたほうがいいでしょう)

幼稚園や保育所など、ホルムアルデヒドが微量であっても気になる場合には施工の選択肢として考慮していいのではないでしょうか。

化粧板タイプ、調湿機能を備えたボード、など様々なボードの中から用途に合わせて適したボードを提案・施工できるよう知識として知っておくといいでしょう。

2022.1.20 m&g